神戸製鋼所(荷主様)から委託を受け、神戸港(神戸線条工場岸壁)、東播磨港(加古川製鉄所岸壁)において、外航船からの輸入鉄鉱石や石炭等の荷揚げと、鋼材製品等の外航船への船積みを、岸壁での作業およびはしけ運送を統括し、一貫した港湾運送事業を行っています。
また、船舶運航会社から委託を受け、東播磨港新島岸壁でのRORO船への輸出建設機械自走船積みのほか、神戸港での輸出鋼材製品船積みを引き受けています。神戸港では、輸出入貨物の海貨業務を引き受けています。
これら港湾運送を引き受けるため、荷揚げや船積みの荷役プランを作成し作業員の配置・手配を調整する港湾荷役の総監督である「フォアマン」、きわめて専門性の高い荷役作業の要である「クレーンオペレーター」など、効率的、確実に遂行できる人材を擁し、安全、迅速に行っています。
船舶代理店業務により外航船の入出港を支援するサービスを提供し、また、通関業務により輸出入貨物の通関等の手続きを代行するサービスを提供し、港湾運送業務と相互に連携しスムーズな業務遂行を実現しています。
Case 1
加古川製鉄所 鉄鋼原料の荷揚げ・ヤードへの受入れ
製鉄所の鉄鋼原料である鉄鉱石や石炭は、豪州やブラジルなどから船で輸入しています。最大20万トンの大型船で輸送した鉄鉱石を、アンローダで約5.5日かけて船から荷揚げ後、ベルトコンベアで原料ヤードへ受入れています。まさに製鉄所の最上流工程です。
Case 2
加古川製鉄所で製造された鉄鋼製品を国内・海外への出荷作業として船積みしています。
製鉄所の安定操業・品質管理を徹底した出荷体制のもとで、各種効率化、作業環境改善活動を活発に行っています。成果の一つが、吊具へのカメラ取り付けによる船倉内無人化で、安全で働きやすい環境づくりを実現しています。
Case 3
各工場から船舶で運ばれてきた線材や棒鋼を荷揚げし、上屋で保管します。
また、尼崎港・西宮港・芦屋港で行われる輸出入作業のフォアマンを担っています。
尼崎港の閘門(こうもん)内に位置し、小型船やはしけにより神戸線条工場から海上輸送されてきた線材・棒鋼を荷揚げし、配送先の指定日時まで上屋内で保管しています。
尼崎港・西宮港・芦屋港で輸出入される貨物の外航船への積卸しの元請として、協力会社の荷役作業を統括する一貫責任体制を構築しています。
Case 4
大阪港の南部に位置し、小型船やはしけにより加古川製鉄所から海上輸送されてきた薄板(コイル)・厚板を荷揚げし、配送先の指定日時まで上屋内で保管しています。
大阪港から輸出する鋼材の外航船への船積みの元請として、協力会社の荷役作業を統括する一貫責任体制を構築しています。
Case 5
千葉港(市川市)に位置し、内航船により加古川製鉄所、高砂製作所、神戸線条工場から海上輸送されてきた各種鋼材製品を荷揚げし、配送先の指定日時まで上屋内で保管しています。
Case 6
神戸港から輸出する鋼材の外航船への船積みの元請として、協力会社の荷役作業を統括する一貫責任体制を構築しています。